2016年06月26日

高度なペルシャ文明を象徴する世界遺産の庭園(ヤズド/イラン)


ヤズドには世界遺産の庭園があります。

「ドラウト・アーバード庭園」です。

典型的なペルシャ式庭園の様式を持つことから、世界遺産「ペルシャ式庭園」の構成物件として登録されています。

↓ドラウト・アーバード庭園の入口。場所がわかりにくい。
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ペルシャ式庭園の特徴である水路が張り巡らされている園内。

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自然も豊かで、まさにパラダイス感溢れる庭園です。

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巨大なバードギール(風採り塔)は、建物内でその構造を観察することができます。

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※「バードギール」については、昨日のエントリーを参照ください。

↓バードギールの内部
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↓バードギールを見上げるとこんな感じ
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建物の中からバードギールを見上げていたら、イラン人のおばさんがペルシャ語でバードギールの構造や仕組みを誇らしげに解説してくれました。

もちろん、ペルシャ語を全く理解できないので、身振り手振りの雰囲気で理解しつつ、笑顔でリアクション。

ペルシャ語でお礼を言うと、満足そうに頷いて去って行きました。

イラン人って、そーいう人が多いです。

建物内には、シーラーズのローズモスクで見たような、カラフルなステンドグラスが。

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ペルシャ人の色彩センスの素晴らしさに驚かされます。

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超かっこいい。

砂漠の街にカナートで水を引き入れ、緑豊かな美しい庭園を作り上げたペルシャ人。

彼らの文明の高さを、見事に象徴している文化遺産です。


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2016年06月25日

砂漠の街のヘンテコな煙突(ヤズド/イラン)


砂漠の街ヤズドは、中国と地中海を結ぶシルクロードの交易地として古くから栄えた都市です。

位置的に重要なこの街ですが、周囲は砂漠に囲まれ、夏は40℃、冬は-20℃にもなる、とっても気候の厳しい街です。

ヤズドの街は、その気候の厳しさに起因して、とても特徴的な街の景観を形成しています。

その特徴の一つが、日干し煉瓦。

ヤズドは日干し煉瓦で建築された都市て世界最大規模を誇るそうです。

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個人的に、この日干し煉瓦の街が好きで、モロッコのワルザザードや、ウズベキスタンのヒヴァなどがその部類に入りますが、たしかにヤズドはそれらの街よりも規模が大きく、とても風情がありました。

ヤズドの街には、日干し煉瓦で作られた壁に囲まれた細い道が張り巡らされていて、人々はこの壁の影を縫うようにして、直射日光を避けながら歩いています。

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また、この細い道に多くのアーチがかかっている風景もよく見かけたのですが、これは両側の壁を支えるためのものなのだそうです。

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また、「バードギール」も、この街の建築物の特徴です。

バードギール(風採り塔)とは、建物に煙突のような高い塔を作り、その塔から外の風を取り入れ、溜めた水で冷やして室内を冷やしつつ、屋内の熱い空気を屋外に排出する建築システムです。

↓バードギール
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どうやらイラン特有の建築様式のようですが、特にこのヤズドでは多くのバードギール建築を見ることができました。

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このバードギールが、ヤズドの街の特殊な景観を特徴付けています。

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まさに天然の空調施設。

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気候の厳しい土地で、気候に対応するために人間の叡智によって作られたエコシステムが「バードギール」なのです。

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ヤズドの建築構造に、世界を席巻した大帝国を築きあげたペルシア民族の優秀さを垣間見た気がします。


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2016年06月21日

ヤズドで夜散歩(ヤズド/イラン)


ヤズドはイラン中央部の街です。

ゾロアスター教文化の中心地としても有名な、古都だそうです。

シーラーズが京都なら、ヤズドは鎌倉って感じでしょうか。

もっとも環境は鎌倉とは雲泥の差で、とっても乾燥した砂漠地帯。

夏は最高気温40度、冬は最低気温は-20度を記録したことがあるそうです。

その歴史は3000年にわたり、ササーン朝の時代までさかのぼるそうです。

イランがイスラム勢力に征服された後も、ゾロアスター教徒の多くがこのヤズドに逃れたため、この街がイスラム化するまでには、随分と時間がかかったとの事です。

今でもゾロアスター教徒が多いようで、街にはゾロアスター教の寺院や、鳥葬が行われた場所が残っています。

ヤズドのホテルに着いたのが、まだ6時頃だったので、シャワーを浴びて夕涼みがてら夜の散歩に出かけました。

この街は、多くの見所が街の中心部にコンパクトにまとまっているため、悠々と歩いて観光できます。

マスジェデ・ジャーメは、この街の金曜モスク。

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このモスクのミナレット(塔)は、イランで最も高いのだそうで、その高さは52mだそうです。

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ちなみに「金曜モスク」とは、その街で最も格式の高いモスクのこと。

なので、イスラム教の国の大きな街であれば、だいたい「金曜モスク」があるそうです。

この建物は、ゾロアスター教寺院の跡に11世紀に造られたのが起源だそうで、現在の建物はブワイフ朝時代の
14世紀に建てられたものだそうです。

こちらは、タキーイェ・アミール・チャグマグ。

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街の中心部にある、カッコイイ建物ですが、その建物の謂れは、よくわかりませんでした。

タキーイェ・アミール・チャグマグの近くのジューススタンドで休憩

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各種フルーツのジュースが25,000リアル(85円ほど)で飲めます。

↓ヘルシーに人参ジュースをチョイス。
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私が訪れた5月は、とても気候がよく、快適な夜の散歩を楽しめました。

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イランは、とっても治安が良くて、日本人の多くが中東に抱く「危険」なイメージとはかけ離れているように感じました。

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人々はとっても穏やかで、親切です。

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あまり騙されるようなこともありません。

観光資源も豊富なのに、この国が観光でいまいちメジャーにならないのは、やっぱりイスラム革命でシーア派政権ができてしまったためでしょう。

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革命を恐れるサウジアラビアやUAEなどスンニ派諸国は宗派の違いを盾にイランを警戒し、石油利権をコントロールしたい欧米諸国がスンニ派諸国に肩入れして経済制裁を加えている、というのがザックリとした構図。

イランは、中東諸国のパワーバランスを大きく左右する重要な国です。

この国の人々を見ていると、とても戦争をするような人々に見えないのに、この国の高齢者はみんな戦争を知っています。

イラン・イラク戦争が終結したのは1988年。わずか30年前なのです。

イランが、今のまま平和であり続けて欲しいと、心底思います。


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2016年06月20日

イラン中部の砂漠の街ヤズドに到着(ヤズド/イラン)


ヤズドの長距離バスターミナルは中心街から少し離れていました。

スマホの地図を見ながらキョロキョロしていると、同じくバスを降りたイラン人がタクシーを止めてくれました。

英語を話せない運転手さんでしたが、私がタクシーを止めてくれたイラン人にホテル名を伝えると、その人がタクシーの運転手に行き先を告げてくれました。

毎度、イラン人はとても優しいです。

ヤズドで宿泊したのは、KOHAN HOTEL。

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Tripadviserで高評価だったホテルです。

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ヤズドの旧市街は少し入り組んでいるためか、タクシーの運転手さん、結構苦戦している様子。

運転手さん、車を止めて近所の人にホテルの場所を聞き、その場所がホテルの近くだったようで、私の手を引っ張ってそのホテルまで案内してくれました。

そして、なぜかタクシー代も値引きしてくれました。

KOHAN HOTELは、素敵な中庭がある良いホテルでした。

↓KOHAN HOTELの中庭
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ドミトリーのベッド数も10以上あって、安心のキャパシティ。

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ただ、ドミトリーは中庭に面しているだけに、夜中は蚊に悩まされました。

朝起きたら、部屋に大きなスプレー式の殺虫剤が置いてあったので、もっと早く気づいていればよかったんだけど。。。

朝食もシンプルだけど美味しかった。

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これ、ホテルの食堂にあった写真です。

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なんか素敵ですよね。


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2016年06月19日

人との距離が近いイラン(シーラーズ/イラン)


ホテルでバックパックを受け取り、タクシーを拾ってシーラーズの長距離バスターミナルへ。

陽気で人の良いタクシーの運転手さん。

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「日本人は頭がいい!日本の車は壊れない!」とリップサービスも上々です。

バスターミナルに着くと、謎のおっさんが「どこへ行くんだい?」と声をかけてきました。

一般的な国では怪しい客引きですが、この国では、こーいう人に行きたい場所を告げると、適切な窓口に連れて行ってくれます。

バス会社の係りの人なのかな?

それともただの親切さんかな?

↓シーラーズの長距離バスターミナル
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ヤズドへのバス時刻を尋ねると、ホテルで聞いていた出発時間のバスに空きがあるってことで、チケットを購入。

午後2時出発の便。

値段は17万リアル。600円くらい。

↓解読不可能なイランのバスチケット
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シーラーズからヤズドまでは5時間くらいかかるのですが、それで約600円

この国のバス運賃は随分と安いようです。

何しろ食中毒騒動で、丸2日間まるでまともな食事をしていなかったのですが、この日は復調の兆し。

バス出発までの1時間の待ち時間で、りんご、バナナ、チョコレートを食べることができるまで復活していました。

でも、調子にのると5時間のバス旅が地獄に変わるので油断大敵です。

バスは予定どおり午後2時に出発。

VIPバスではないのですが、4列シートの普通に乗り心地の良いバスでした。

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バスの中では、前に座っている大学生風の若い女性がチョコレートをくれました。

イランの人は、よく食べ物をくれます。

「ヘイリー・マムヌーン」とペルシャ語で感謝を伝えると、ニコッと笑ってくれました。

なんだか、人との距離が近いイラン。

イランに旅した人が、一様に「イランの旅はとっても良かった!」とイランを勧めるのは、こんな魅力があるからかもしれません。

途中、砂漠のドライブインで休憩。

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ドライブインでも、色々な人から話しかけれらます。

そんなこんなで、ヤズドには予定どおりの午後5時頃に到着と相成りました。


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