2016年08月16日

イランで最初の高層建築「アーリー・ガープー宮殿」(エスファハーン/イラン)


エマーム広場に面して建っているアーリー・ガープー宮殿。

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「イランで最初の高層建築」なんて呼ばれているそうで、7階建てで造られています。

壁にはホメイニ師、ハメネイ師の両最高指導者の肖像画が。

↓ホメイニ師
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↓ハメネイ師
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この7階建ての建物が建てられたのが、サファヴィー朝のアッバース2世の時代ということなので1600年代だと思われます。

日本で1600年代といえば江戸時代初期。

名古屋城なんかが造られていたわけですが、こちらは5階建てなので、アーリー・ガープー宮殿の方が「高層」ということになるかもしれません。

もっとも名古屋城は、18階建てのビルの高さに相当するそうなので、建物の高さは名古屋城の方が圧倒的に高いようですが。

この建物の役割は、王宮への「大門」であり、広場に面した「観閲場」であり、王室の「迎賓館」だったそうです。

↓人気の観光スポットだけあって、入り口も混雑
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このアーリー・ガープー宮殿、何しろ「高層建築」ってことで、バルコニーからの眺めがとても良いです。

眼下にエマーム広場、正面にマスジェデ・シェイフ・ロトゥフォッラー、右奥にマスジェデ・エマームを眺めることができます。

↓エマーム広場
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↓マスジェデ・シェイフ・ロトゥフォッラー
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↓マスジェデ・エマーム
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当時の王様は、このバルコニーから、エマーム広場で行われるポロを観覧したのだとか。

絶好の写真撮影スポットとあって、チャードルを着たイラン人もセルフィーや記念撮影に余念がありません。

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このアーリー・ガープー宮殿の見所は、最上階にある音楽堂「陶磁器の間」。

天井に装飾された穴は、音の反響を防ぐために施されたものだそうです。

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写真撮影スポットとして、ぜひ訪れたい場所です。


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2016年08月15日

ペルシャ建築がスゴイ!「王のモスク」(エスファハーン/イラン)


エスファハーン観光は、憧れのイマーム・モスクから始めました。

イマーム広場の南側中央に位置するイマーム・モスク。

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マスジデ・ジャー(王のモスク)とも呼ばれるこのモスク、何しろ巨大で、そして息を呑むほどの美しさです。

イマーム広場に、大きな口を開けるようにしてイワーン(門)がそびえ立っています。

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緻密な模様と、鮮やかな色彩に吸い込まれてしまうような錯覚を覚えます。

もう、このイワーンを眺めているだけで30分は楽しめます。

↓マスジデ・ジャーの入り口のゲート。
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イワーンをくぐって中に入ると、中庭に通じる通路が45度の方向に曲がって設置されています。

↓中庭に通じる通路
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↓通路の屋根にも美しい装飾が
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これは、イワーンが広場に面して建っているのに対し、モスクは礼拝所のキブラが聖地メッカの方に向かって建てられているための工夫です。

そんなわけで、45度の通路を抜けると、巨大なモスクが視界に広がる粋な演出となっているのです。

↓通路を抜けると巨大なモスクが視界に広がる
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ペルシャのモスクの一つの特徴は、タイル・モザイクです。

↓マスジデ・ジャーの礼拝堂のタイル・モザイク
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多色の釉薬によって美しく彩られたタイルを壁に張り合わせることで、豪華絢爛な美しいモスクを造り上げたという訳です。

↓マスジデ・ジャーの礼拝堂のドーム天井のモザイク細工
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↓マドラサのドーム天井にも美しいモザイク細工
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↓マドラサの壁のモザイク細工
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しかも、このマスジデ・ジャーは何しろ巨大なため、20〜30cmの大きなタイルが基本的に、150万枚ものタイルが用いられているそうです。

↓マスジデ・ジャーの入り口の広場。巨大なタイルモザイクに圧巻。
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中庭をイワーンで囲む建築様式は、おおよそ同時代に造られたウズベキスタンのサマルカンドにあるレギスタン広場のモスクと似た造りですが、レギスタン広場のモスクが3方向をイワーンに囲まれているのに比べ、こちらマスジデ・ジャーは4方向をイワーンに囲まれています。

↓中庭を囲むようにイワーンが配置されている
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中庭の中心には噴水が配置され(もっとも今は水が張られてはいませんが)、4方向を美しいイワーンに囲まれ、エメラルドグリーンのドームに囲まれたこの空間は、コーラン(イスラム教の聖書)に描かれる「楽園」を象徴したものと言われているそうです。

同じイスラム圏のモスクでも、やはりアラブ諸国やトルコのモスクと比べて、ペルシャ文化圏のモスクは独特の美しさがあると感じます。

↓多柱式のマドラサも美しい
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↓あざモザイクタイルとチャードルを身につけた女性のコントラストが
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このモスクを観るだけでも、イランを訪れる価値は充分にある!と思うのでした。


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2016年07月31日

エスファハーンは世界の半分(エスファハーン/イラン)


エスファハーンに到着した翌日。

やっぱり地下牢みたいな部屋で憧れのエスファハーンを過ごすのは嫌なので、朝早く起きてホテル探し。

レギスターン広場の近くにほどよいホテルを見つけたので、ホテルを移ることにしました。

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しかし、エスファハーンはさすが観光地といった感じで、人気のホテルはどこも満室のご様子でした。

ホテルでシャワーを浴び、いよいよ憧れのエスファハーン観光開始!

ここで、エスファハーンについてちょっと解説です。

エスファハーンは16世紀末にサファヴィー朝の首都に定められて発展した街です。

当時の繁栄ぶりは「エスファハーンは世界の半分」と賞賛され、その街の美しさは「イランの真珠」と例えられるそうです。

この街のイマーム広場(王の広場)は、恐らくほとんどの旅行会社がイラン旅行のハイライトとしている場所だと思います。

もちろん世界遺産です。

ホテルからイマーム広場へは徒歩5分ほど。

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広場のゲートをくぐると、写真や映像で何度も観て長年憧れていたイマーム広場がそこにありました!

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東西160m、南北512mの広大なイマーム広場を、巨大なバザール、宮殿、モスクが囲んでいます。

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↓イラン国内からも多くの観光客が訪れているようでした。
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イマーム広場の南中央にあるのがイマーム・モスク。

巨大で美しいイワーンが見る者を圧倒します。

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で、東側にあるのが、シェイフ・ロトフォッラー・モスク。

美しいドーム天井が印象的なモスクですが、ここは王族専用の礼拝堂だったそうです。

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アーリー・ガープー宮殿は、サファヴィー朝時代の15世紀に建てられた宮殿。

なんと7階建ての、当時としては大層な高層建築物です。

この宮殿は、イマーム広場が作られる以前から、この場所にあったそうです。

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そして広場をぐるりと取り囲むのがバザール。

エスファハーン名物の菓子「ギャズ」のお店や、サフランアイスクリームのお店、銀細工屋さん、ペルシャ絨毯屋さん、カフェ、カリグラフィー屋さん、土産物屋さんなどが並びます。

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イマーム広場の噴水では、子供達が水遊びを楽しみ、噴水脇のベンチでは老人が何やら静かに語らい合っています。

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とっても平和で美しい風景です。

結局、この街をとても気に入ってしまい、エスファハーンでは合計4日間滞在することになりました。


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2016年07月18日

急に運休するイランのバス(ヤズド/イラン)


ヤズドの街は駆け足で回れば半日程度で観光を終えることができます。

もう少し砂漠の街を堪能したい気もしましたが、この旅最大の目的地であるエスファハーンに呼ばれている気がしたので、先を急ぐことにしました。

ヤズドの旧市街の観光案内所で、エスファハーン行きのバスの時刻を尋ねると、「こちらでもバスの予約ができますよ」とのこと。

出発時間の直前にバスターミナルに行って満席なんてのも嫌なので、観光案内所でバスを予約することに。

ホテルでバックパックを受け取り、タクシーを呼んでもらい、バスターミナルへ。

↓ヤズドの長距離バスターミナル
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出発の30分前にバスターミナルに到着。

売店で、水やポップコーンなんかを買い込んで、バス時間を待ちます。

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異変に気付いたのはバス出発の10分前。

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人が群がっているバスに行って「これはエスファハーン行きのバスですか?」と聞いても、どのバスも「これはエスファハーン行きじゃないねぇ」との返答。

困り顔の私を見かねた若い男性が、バス会社の事務所に連れて行ってくれて、事情を尋ねてくれました。

な、なんと、「あなたのバスは運休になったようです」とのこと。

おい!こちとら2時間前にバスのチケット買ってんだよ!

幸い、そのイラン人の若い男性が親切で、他のバス会社でエスファハーン行きのバスチケットをブッキングしてくれ、さらにそのバス会社で運休になったバス会社のチケットを払い戻してくれました。

↓ヤズドからエスファハーンまでのバス運賃は22万リアル。だいたい740円。
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見た目は厳ついけど、なんて親切なイラン人!

結局、次のバスの時間までさらに1時間ほど待機。

次のバスは、ちゃんと時間通りに来てくれました。

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イランには、「VIPバス」ってのがあって、普通のバスだと4列シートなのですが、VIPバスだと3列シート。

↓VIPバスは3列シート
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とってもゆったりした座席で、実にコンフォータブルな旅を楽しむことができるのです。

ジュースやお菓子セットも振る舞われ(これはVIPバスじゃなくても振る舞われる)、バスの中ではイラン映画も楽しむことができます(ペルシャ語なんでセリフは不明だけど)。

↓振る舞われたお菓子セットとジュースP5033578.jpg

↓イラン映画も観れる(でも観てる人少ない)
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運休トラブルもあって、エスファハーンに到着したのは21時を過ぎていました。

そんな時間からじゃ、リーズナブルなホテルの空き部屋も見つからず、しかたなく安宿の地下の監獄みたいな部屋に宿泊するハメになったのでした。残念。


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2016年07月10日

鳥葬!ゾロアスター教の聖地へ(ヤズド/イラン)


紀元前6世紀にはすでに成立していたと言われるゾロアスター教。

古代ペルシアを起源とし、現在でも世界中に10万人の信者を持つと推計されているそうです。

↓ゾロアスター教の神像アフラ=マズダ
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このヤズドには、ゾロアスター教徒が比較的多く住んでいるそうです。

その理由は、イランにイスラム教勢力が侵攻して来たときに、多くのゾロアスター教徒がこのヤズドに身を寄せたことにあるようです。

ゾロアスター教の特徴のひとつは、その葬送方法。

なんと「鳥葬」や「風葬」を葬送方法として用います。

「鳥葬」とは、遺体を鳥についばませて葬る方法、「風葬」とは、遺体を野原などに放置して葬る方法です。

ちなみに現在のイランでは、1930年代に、当時のパフラヴィー朝時代に禁止されたため、鳥葬や風葬は行われておらず、土葬になっているそうです。

ヤズドの街の郊外に、かつて鳥葬が行われていた場所「ダフメ(いわゆる「沈黙の塔」)」があります。

街の中心地から少し離れているので、タクシーで行ってみることにしました。

荒野にポツンとあるダフメ。

タクシーの運転手さんも入り口がわからず「今日は休みなのかなぁ」とか言うほど、観光客も一人もいませんでした。

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ゲートのような場所はあるものの、無人で入場料も無料。

小高い山を登りきったところに、かつて鳥葬が行われていた円形の穴がありました。

↓小高い山を登る。けっこうキツい。
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↓鳥葬の場所のゲート
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↓かつて鳥葬が行われていた場所!
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一応、鳥葬されている人の雰囲気を味わうために横たわってみたりして。

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山の頂上からは、ヤズドの街と、日干し煉瓦でつくられたゾロアスター教の宗教施設のようなものが見下ろすことができました。

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ちなみに、自動車メーカーのマツダ(MAZDA)は、創業者の姓である「松田」の意味であると同時に、その綴りをMAZDAとしているのは、ゾロアスター教の主神アフラ・マズダーに由来しているそうですよ。


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