2016年06月02日

イラン人の優しさに罪悪感を感じてしまう件(シーラーズ/イラン)


ハーフィズっていう、高明な詩人がイランにいたそうです。

↓ハーフィズさん
Ḥāfiẓ-i Shīrāzī.jpg

亡くなったのが1390年ってことなんで、随分と昔の人です。

日本だと、南北朝時代くらいの時代に生きていた人のようです。

詩の主題は主に「愛」だそうで、ゲーテにも影響を与えた人なんだとか。

何しろ、このハーフィズって人は、イラン人に広く愛されているらしく、この人のお墓がシーラーズにあるってことで、行ってみることにしました。

入場料は200,000リアル。約730円なんで、けっこうなお値段です。

しかし20万リアルが730円って、単位の差がアレです。

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正直、こちとらハーフィズさんをよく存じ上げないもので、まあ、普通の公園って感じでした。

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敷地内では、美大の学生的な若者がスケッチをしていたりして、ハーフィズさんのイランにおけるポピュラー感を感じられます。

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↓これがハーフィズさんの棺。
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イラン人男性に英語で「もしよろしければ、あなたの写真を撮って差し上げましょう」と丁寧に話しかけられました。

かなり怪しいなー、と思いつつも、「まぁ、お金を請求されたら断ればいいや」と思って写真を撮ってもらったのですが、そのイラン人は「イランの旅を楽しんでください」とお金も要求せずにどこかへ行ってしまいました。

どうやらイラン人は、生粋の親切さんが多いらしく、疑ってしまった自分になんだか少し罪悪感を感じてしまうのでした。


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2016年06月03日

世界遺産のペルシャ式庭園ってこんな感じ(シーラーズ/イラン)


シーラーズには、有名なペルシャ式庭園「エラム庭園」ってのがあります。

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この庭園は世界遺産の構成資産にもなっています。

現在は、イランの名門「シーラーズ大学」の所有物になっていますが、一般公開もされているってことで、行ってみることにしました。

「ハーフィーズ廟から歩いて行くにはそこそこありそうだなぁ」と持っていたら、ハーフィズ廟の前でタクシーの運転手に声をかけられ、タクシーに乗って向かうことに。

前日、夜行列車で充分に眠れなかったこともあり、なんだかボンヤリとしていたため、タクシーを降りる際にまごついていたら、なんだかイラン人がたくさん集まってきて、なんだか大袈裟な感じになってしまいました。

でも、みんな親切に、タクシー代の100,000リアルを徴収し、庭園のチケット売り場まで案内してくれたりして。

そのエラム庭園、まぁ「ペルシャ式庭園」って感じで、私にとっては、「綺麗なお庭だなぁ」ってくらいの感想。

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建築物には興味があるのですが、いまいちお庭には興味が持てないみたいです。

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日本の枯山水は好きなんですけどね。


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2016年06月04日

穴場!鏡モザイクのモスクで、シーア派を見た(シーラーズ/イラン)


シーラーズ郊外の観光名所を歩き回り、中心街に戻ってくると、なんだか綺麗な建物が目に入りました。

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地図で調べてみると「アリー・エブネ・ハムゼ聖廟」というモスクの様子。

地球の歩き方をチェックしてみたら、申し訳程度に載っていました。

一応、異教徒でも入れるモスクのようです。

21時まで開いているようなので、休憩がてら入ってみることにしました。

なんだかハッピー感溢れる佇まい。

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入場料も無料で、入り口でチャードルのレンタルやらポストカードやらを売っているお姉さんも笑顔で向かい入れてくれました。

↓グッズ販売・レンタルコーナー
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とても開放的で、ウェルカムな雰囲気のモスクです。

入り口を入ると…

一面の鏡モザイク貼り!

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度肝を抜かれる美しさ。

壁も天井も、精巧な鏡をモザイクのように貼り付けた模様になっていて、たいそう美しいです。

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まるで満点の星空の下にいるような不思議な感覚。

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これまでに多くのモスクを訪れましたが、こんなモスク、今まで見たことないです。

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写真じゃこの美しさを表現できず、何とももどかしい限りです。

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モスクの中はクーラーが効いていてとても涼しく。

おじさんが何人か、気持ちよさそうにお昼寝してました。

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お祈りするおじさん。

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毎日、こんなに美しいモスクでお祈りできるなんて、なんだか少し羨ましい気もします。

モスクの入り口には、石みたいなものが。

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観察していると、お祈りする人たちは、床とおでこの間に、この石みたいなものを挟み込むような格好で、お祈りしているようです。

翌日に訪れたシャー・チェラーグ廟で、英語の話せるガイドさんに尋ねて知ったのですが、この石は”Turbah”というお祈りグッズなのだとか。

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「人はいずれ土に帰る」みたいな考え方を象徴するためのもので、土を練って作られているのだとか。

今までに訪れたイスラム教の国では見なかったなぁ、と思いWikipediaで調べてみたところ、それもそのはず、シーア派でしか用いられることはなく、スンニ派はこの”Turbah”を使わないとのこと。

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信仰はもちろん、1日のお祈りの回数や、お祈りの仕方など、やっぱりシーア派はスンニ派とはほとんど違う宗教なんだなぁ、と実感します。

宗教って面白いです。



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2016年06月05日

異教徒は入れないシーア派の聖地シャー・チェラーグ廟に潜入!(シーラーズ/イラン)


シーラーズにある、シーア派の聖地シャー・チェラーグ廟。

シーア派(正確には十二イマーム派)の第8代イマームのイマーム・レザーの弟、セイイェド・アフマド・エブネ・ムーサーが祀られている廟です。

地球の歩き方によると「廟内はイスラム教徒のみ入場可能。中庭は異教徒でも入れる。」とのこと。

イラン人にとっては、巡礼地としてシーラーズ観光の目玉となっているようで、巡礼の様子を見るために行ってみることにしました。

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入場料は無料。

しかし、入り口のゲートには、空港のような厳重なセキュリティチェックがあって、少しピリピリとした様子です。

やっぱり、異教徒によるテロの標的になりやすい場所なのでしょう。

私も持ち物をX線チェックの機械に通そうとすると、セキュリティの男性から「ここに座って、少し待っていてください」と言われてしまいました。

待つこと数分、英語の話せる男性がやってきて、大きな建物の前まで連れて行かれることに。

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何が起きるのかわからないまま着いていくと、今度は、建物の入り口で別の男性にバトンタッチ。

話をしてみると、どうやら彼は英語ガイドで、私が異教徒なのにも関わらず廟の中を見学させてくれるとのこと。

地球の歩き方には、「廟の中には異教徒は入れない」と書いてあったけど、ルールが変わったのかな。

とにかくラッキーです。

そのガイドさんと、中国人らしい男性グループと一緒に廟内に入ることができました。

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廟内は、昨日のエントリーで書いたアリー・エブネ・ハムゼ聖廟のように、一面が鏡モザイク張り!

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しかも、こちらのシャー・チェラーグ廟の方が、規模感が随分と大きいです。

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ガイドさんに「写真を撮っていいの?」って聞いたら「Why not?」とカジュアル回答。

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薄暗い中で鏡に光が反射してキラキラしていて、お祈りしている人も多く、なんだか六本木のディスコの中にいるような風情です。

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廟内の部屋は、男女別々に分かれているため、男性しかいません。

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女性側の部屋は、どんな感じになってんのかなぁ。

ガイドさんに、色々とシーア派の教義などについて質問することもできて、かなり貴重な経験をすることができました。

↓ガイドさん
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鏡張りの部屋を抜けると、巨大な礼拝堂に出ます。

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こちらの部屋は鏡張りにはなっていませんが、こっちで祈っている人の方が、なんだか一生懸命に祈っているように感じてしまいます。

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日本人の仏教的な価値観なのか、質素な場所の方が、ありがたみを感じちゃうんだよなぁ。

カトリックの派手派手な教会とか、いまいち神様を感じられないっていうか。

んで、再び入り口前の広場に出てツアー終了。

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ガイドさんに連れられての見学だったので、あまり廟内をじっくりと観察することはできませんでしたが、本来は立ち入ることが出来ない場所に足を踏み入れることができ、写真撮影までできたのはとってもラッキーでした。

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イランのイスラム教は、とっても寛容でした。


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2016年06月06日

夢を叶える直前の、悪夢の一夜(シーラーズ/イラン)


また夢を一つ叶えましたよ。

そう、ペルセポリスに行ったのです。

ペルセポリスは、ダレイオス1世が紀元前520年頃に作ったアケメネス朝ペルシア帝国の都。

↓ダレイオス1世(テヘランのイラン考古学博物館にて撮影)
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アレクサンドロス大王にメチャクチャに破壊された時の状態のまま今に至ります。

もちろん世界遺産。

もぉ、歴史のロマンがダダ漏れです!

ただしかし!計算外だったのが体調。

なんと前日の21時くらいから急激に体調が悪化。

夜中に下痢、嘔吐に襲われ、トイレとベッドを20往復程。

20年ほど前に、初めての海外旅行で、タージマハールの街インドのアーグラ で患った食中毒と全く同じ症状。

完全に食中毒です。

↓その日のディナー。油にあたったのかなぁ。
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翌日には、ペルセポリスとパサルガダエの1日ツアーに申し込んでいるというのに!!!

のたうち回りながら朝を迎え、決断の時。

今思えば、1日くらいゆっくりと体力を回復させてから改めてツアーに参加すればよかったものの、もう一晩ほとんど眠っていないためか判断力も欠如していたのか、フラフラの状態でツアーに参加することにしたのでした。

ツアーガイドに交渉をして、1日ツアーを半日ツアーに切り替えてもらい、顔面蒼白のまま憧れのペルセポリスツアーが始まるのでした。


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