2015年04月15日

ポカラの小さな湖畔のプールバーと「ホテル・カリフォルニア」


ネパールの首都カトマンズから西に約200km。

カトマンズから山間の道をバスで約7時間走ったところに、「ヒッピー最後の楽園」とも称される湖畔の街ポカラはありました。


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忘れもしない1998年3月22日。

その日、たまたま二十歳の誕生日を迎えた私は、同じゲストハウスで知り合った旅人たちにそのことを告げると「そりゃ、めでたい!お祝いしよう!」ってことになり、ペワ湖畔にある小さなプールバーに出かけたのでした。

まるで地球の誰からも忘れられたように霧煙り、ひっそりと静まりかえるポカラ。

そして、甘いマリファナの匂いが充満する湖畔の小さなプールバー。


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そこで二十歳の誕生日を迎え、したたかに摂取したアルコールによって朦朧とした意識の中で聴いたのが、イーグルスの名曲「ホテル・カルフォルニア」でした。

プールバーで知り合った欧米人のヒッピーが、誕生日を迎えた僕のためにリクエストしてくれたのです。





「ホテル・カリフォルニア」の歌詞です。

---
コリタスの温かい匂いが、あたりに立ち上ってる

頭を上げて見る彼方に、私は輝く光を見つけた

頭が重くなり、視力がかすんできたので

夜を過さなければならない

〜中略〜

「これは天国か、それとも地獄かもしれない」

〜中略〜

気がつくと僕は出口を求めて走りまわっていた

もとの場所に戻る通路を

なんとかして見つけなければと

すると 夜警が言ったんだ

「落ち着いて自分の運命を受け入れるのです

チェック・アウトはいつでもできますが

ここを立ち去ることは永久にできません」と
---


この曲の歌詞に登場する「コリタス」はマリファナを意味し、この曲が「社会から一度離れた心はもう二度と取り戻せない」という教訓を隠喩した歌であることを知ったのは、それからしばらく経った後でした。


あの時の欧米人ヒッピーが、どこまでこの歌詞の意味を意識していたかは解りません。


しかし、あれから15年以上経った今でも、私はあの「ホテル・カリフォルニア」から未だ抜け出せていないような気がするのです。


この曲の中で、主人公はホテルのボーイを呼んでワインを注文します。

するとそのボーイは「私たちはここに1969年以来のスピリット(魂)を置いていないのです」と言い放ちます。

1969年は、ヒッピー文化がピークを迎え、ベトナム戦争が終焉を迎え、ウッドストックコンサートが行われた年でもあります。


「1969年から抜け出せないこのホテルのボーイのように、私はあの二十歳の誕生日を迎えた1998年から抜け出せていないのかもしれない。」


夜な夜な、旅をテーマにした小説を読み耽り、イーグルスの「ホテル・カリフォルニア」をCDで聴きながら、あの1998年3月22日を思い出し、ふとそんなことを思ったのでした。


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posted by えちご at 01:16 | Comment(1) | TrackBack(0) | ネパール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする