2015年04月13日

20年前にインドに行って思ったこと


海外旅行デビューは大学2年生の春でした。

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当時、坂口安吾の「堕落論」にハマっていたということもあって、世の中の常識のなんたるかが分からなくなって深く悩んでいた私は、半ばショック療法のつもりでインドへの渡航を決意したのでした。

日本と全く違う価値観の国インド。

そのインドで日本と同じ常識があれば、それこそがこの世の本当の常識なのだ、と。

「インドは呼ばれて行く国だ」とよく言われますが、当時の私は、まさにインドに呼ばれた気がしたのでした

渡航期間は1ヶ月。

今思えば、インドでの1ヶ月は、日本での3年に価するほどの気づきに溢れていました。

そして、その気づきの多くは、実に大らかなインド人との出会いによってもたらされたものでした。


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インドでは、ぼんやりと歩いているだけで、それはもう沢山の人に話しかけられます。

何しろ、インド人は12億人もいるのですから。

日本人の10倍ですよ。


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「写真を撮ってくれ」とか、

「金をくれ」とか、

「ホテルは予約済みか?」とか、

「神様はいると思うか?」とか、

「ハシシ(マリファナのこと)はどうだ?」とか、

「グラマーなインド女を買わないか?」とか、

「私を買ってよ」とか。


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最初は鬱陶しくて、そんなインド人たちを相手しているだけでクタクタになったことを覚えています。


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ところが、インドでの滞在が1週間を過ぎたくらいから、インド人を適当にあしらうことを覚え、徐々にインド人の相手をしていても疲れなくなってきました。

そして不思議なことに、「適当にあしらう」ようになるにつれて、逆にインド人との距離は縮まるようになったのです。


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食事に誘われたり、家に招待されたりと。

かくしてようやく気づいたのです。

自分の尺度でマジメに人を評価してるから疲れるんだと。


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インドでは、

道を聞いたら違う場所に連れて行かれたうえにガイド代を請求されたり、

50ルピーの料理を頼んだら食後に50ドルを請求されたり、

突然お祈りされてお金を要求されたりしますが、

だいたいは「万が一お金もらえたらラッキー」というインド人特有のチャレンジ精神の賜物であって、

それにいちいち一喜一憂していたら、とても体が持たないのです。

そして驚くべきことに、だいたいのインド人は悪気がないのです。

そうなると、自分の評価軸に当てはめて、相手を怒ってみても、憤ってみても、悲しんでみても、もうそれは仕方がないことなのです。


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結局インドに1ヶ月いても、「世の中の真理」みたいなものは見つけられませんでした。

でも、「世の中にはいろんな人がいるのだ」という圧倒的な真実だけは、しっかりと胸に刻み込まれることになりました。

あれから20年たった今でも、ちょっとインパクトのある人や出来事に遭遇するたびに、「やっぱり世の中にはいろんな人がいるなぁ」なんて思い、それからその後で、決まってインド人の満面の笑みを思い出してしまうのでした。

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posted by えちご at 23:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | インド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする