2016年03月10日

世界遺産「アルコバサ修道院」での修道士の暮らし(アルコバサ/ポルトガル)


世界遺産「アルコバサ修道院」。

この修道院の建設には、ポルトガルの始祖となったポルトガル王アフォンソ・エンリケスの思惑がありました。

ポルトガル王国を打ち立てたアフォンソ・エンリケスでしたが、当時、ローマ教皇は、この新王国の建国を認めていませんでした。

そこでアフォンソは、一計を案じます。

1152年、ローマ教皇からの信頼が厚かったシトー会の修道士にアルコバサの土地を寄進。

翌年から修道院の建設が始まり、ここからアルコバサ修道院の歴史が始まります。

↓王の広間のアズレージョには、修道院創設の歴史が描かれている
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↓ポルトガル王国の基礎を築いたアフォンソ・エンリケス
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この修道院で暮らし始めた修道士たちは、その最先端の農業技術で、戦いで荒廃した土地を肥沃な土地へと変貌させました。

最盛期には、この修道院で1000人ものシトー会の修道士が暮らしていたそうです。

修道士たちの生活の場であったこの修道院には、当時の生活を窺い知ることができる設備を見ることができました。

大きな食堂。

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食堂には奇妙な狭い扉がありました。

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太った修道士はダイエットしなければならなかったようで、そのチェックのための扉なんだとか。

↓この扉を通れなければ食事制限!
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狭い扉の横には、食事中に聖書を朗読したという説教壇が。

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大きな煙突を備えた調理場。

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当時としては画期的な水道設備もありました。

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修道院の運営を話し合う、会議室として使われていた参事会室には、威厳ありげな石像が。

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マヌエル様式で造られた「沈黙の回廊(ドン・ディニスの回廊)」からは、見事な鐘楼を望むことができました。

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ポルトガル王国やレコンキスタ(国土回復運動)の歴史を刻むこの修道院は、1989年に文化遺産として世界遺産登録されました。


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posted by えちご at 21:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ポルトガル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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