2016年04月17日

世界遺産「トマールのキリスト教修道院」で聖墳墓教会を追体験(トマール/ポルトガル)


年が明けて2日目も早起きです。

この日は、電車に乗って、トマールという街へ向かいます。

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トマールの街は、リスボンから電車で2時間北上した場所にあります。

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のんびりとした田園風景を眺めつつ、ビールを飲みながらトマールへ向かいます。

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トマールの歴史は、レコンキスタの恩賞として、テンプル騎士団にこの地が与えられた12世紀から始まります。

1160年に建設が始まったキリスト教修道院は、「トマールのキリスト教修道院」として、1983年に世界遺産に登録されました。

「トマールのキリスト教修道院」は、なだらかな坂道を登った丘の上にあります。

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それもそのはず、もともとこの修道院は、北アフリカのイスラム勢力ムーア人との戦いに備えて造られた城塞でもあったそうです。

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頑強な石門をくぐって修道院に入ります。

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入場料は6ユーロ。

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この教会、エルサレムにある「岩のドーム」と「聖墳墓教会」をモデルにしているそうです

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16角形で造られた円堂は、エルサレムで見た聖墳墓教会そっくりなロマネスク様式。

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外側から見ると16角形ですが、内部は8角形の構造になっています。

壁面には、キリストの一生を描いた絵画が飾り付けられていました。

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新約聖書の物語を一通り把握してから訪れると、一層楽しめると思われます。

この修道院、エンリケ航海王子やマヌエル1世など、ポルトガルの大航海時代の立役者がこぞって増築を行っているそうで、そんなことからも、この教会の重要性が伺えます。

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この教会も、いかにもポルトガルの建造物といった感じで、ロマネスク建築、ゴシック建築、ムデハル様式、ルネサンス建築など、様々な建築様式が融合した造りになっています。

↓ドッシリとしたロマネスク建築の影響が伺える聖堂
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↓マヌエル様式の装飾
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螺旋階段を登り、回廊の屋上に登ると、見事なマヌエル様式の窓を外側から見ることができます。

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↓マヌエル様式で造られた巨大な窓
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好奇心も満たされ、大航海時代のロマンスに浸ったところで、トマール市街でシーフードリゾットを食べて帰りました。

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これで7.9ユーロ。1000円弱です。


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2016年04月18日

ポルトガルサッカー「プリメイラ・リーガ」の開幕戦を観戦してみた(リスボン/ポルトガル)


ポルトガルに行ったからには、サッカー観なきゃなぁ。

なんて思ってネットで調べてみると、なんと1月2日にリスボンで2016年初めての試合が開催されているではありませんか!

しかも、ポルトガルリーグ(「プリメイラ・リーガ」と呼ばれるらしい)の強豪「スポルディングCP vs FCポルト」の好カード!

あんまりサッカーに詳しくないんで調べてみると、プリメイラ・リーガでは、「スポルディングCP」「SLベンフィカ」「FCポルト」が圧倒的な3強とされているそうです。

リスボンのチームと、ポルトのチームの対戦ってことで、いわば「巨人・阪神戦」みたいなもんなんでしょう。

つまり、この日の試合は3強の一角の対戦、しかも、その時点で1位、2位の入れ替えをかけた試合だったようです。

ってことで、トマールから帰ったその足で、試合が行われるスタジアム「エスタディオ・ジョゼ・アルヴァラーデ」へ向かいました。

スタジアムは、メトロ「カンポ・グランデ」駅の目の前。

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駅に降り立つと、もうスポルディングCPのユニホームをまとったサポーター一色です。

↓サポーターショップの屋台も盛況
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「チケット取れるかなぁ」なんて思ってチケット売り場へ。

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案の定、安い席のチケットは完売。

「80ユーロと120ユーロのチケットしかないよ」とのこと。

高い。1万円と1.5万円ですからね。

いったん冷静になって考えようと、チケットを買わずに歩いていると、ダフ屋が小声で声をかけてきました。

「チケットあるぜ。50ユーロでどうだい、旦那」

50ユーロってことは6,000円くらいです。

チケットを見せてもらうと、なんかカラープリントされた紙のようです。

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「ネット予約したやつなんだ。これで問題なく入場できるよ。」とダフ屋さん。

なんか人の良さそうなヤツだったんで、思い切って買ってみることにしました。

試合までは、1時間半ほどあるので、駅のビールスタンドでビールを飲んだり、スタジアムの中でピザを食べたりしながら時間を潰します。

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スタジアムのフードコートでは、ライバルチーム「SLベンフィカ」の試合が中継されていました。

しかし、この日の「スポルディングCP vs FCポルト」の試合のキックオフは20時45分。

ポルトガルリーグは、随分と遅い時間にやるもんです。

時間になったのでゲートへ。

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「本当にこんな紙っぺらで入場できるのかな?」と半信半疑でゲートへ向かうも、呆気なく入場できちゃいました。

スタジアムに入ると、もう凄い熱気。

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開幕戦ということもあってか、並々ならぬサポーターの熱気を感じます。

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試合は、かなりの好ゲーム。

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↓FCポルトのサポーターに向けて、中指立てて威嚇
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途中、発煙筒が投げ込まれたりして、「ヨーロッパのリーグっぽい!」となんだか嬉しくなったりして。

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結果は2-0で、めでたく地元「スポルディングCP」の勝利。

↓試合結果
http://soccer.yahoo.co.jp/ws/game/?g=10787332

スポルディングCPが首位奪取ってことで、試合後のスタジアムも平穏な雰囲気です。

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↓有事に備えて配備された警察隊
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翌日の帰国を前に、いい想い出ができました。

ってことで、今回のポルトガル旅行記はここまで。

人が穏やかで優しくて、物価が安くて、世界遺産がたくさんあって、食べ物が美味しいポルトガル。

日本から直行便が無いので、少し行きにくいですが、かなーり素晴らしい国です。

今度は、夏に行ってみたいなぁ、なんて思ってます。

また老後にでも行きたい国です。


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2016年04月20日

2016年版!海外航空券を最もオトクに予約できるタイミング


今年もスカイスキャナーが、「旅行の予約に最適なタイミング -Best time to Book 2016」という調査結果を発表してくれました。

この結果を抜粋すると、以下がオトクのポイントのようです。

1.総合的には出発の20週間前(約5ヶ月前)に予約するのが最もオトク

2.上記タイミングで航空券を予約すると約5.5〜17.8%オトクになる

3.航空券が安くなるのは1月〜3月、6月、10月


ただし、渡航先によって、オトクに予約できるタイミングが違うそうです。

で、渡航先別のベストタイミングはと言うと…

■ハワイ
・航空券が安い月:11月
・予約するなら:4週間前

■ロサンゼルス
・航空券が安い月:2月
・予約するなら:14週間前

■ニューヨーク
・航空券が安い月:2月
・予約するなら:20週間前

■リオデジャネイロ
・航空券が安い月:2月
・予約するなら:15週間前

■ロンドン
・航空券が安い月:2月
・予約するなら:19週間前

■ドバイ
・航空券が安い月:1月
・予約するなら:12週間前

■香港
・航空券が安い月:11月
・予約するなら:13週間前

だそうですよ。


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2016年04月23日

イラン予習編 〜イランを知るための本〜


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来週からイランに行ってきます。

イランは、イスラム教シーア派が大勢を占める国。

ちなみにイスラム教の2代宗派は「スンニ派」と「シーア派」。

と言っても、「スンニ派」が圧倒的多数を占めます。

イスラム教徒の約90%は「スンニ派」です。

で、少数派が「シーア派」です。

でも、イランでは「シーア派」が主流です。

イラン国民の約90%が「シーア派」です。

そんなこともあって、特に最近では、「スンニ派」が大勢を占めるサウジアラビアやUAEと少し仲が良くないようです。

「シーア派」が主流を占める国に訪問するのは初めてです。

「スンニ派」と「シーア派」では、歴史はもちろん、祈り方や信仰スタイルなども違うようです。

これは、事前にイランについてお勉強をして、失礼のないようにしなければなりません。

ってことで、イラン旅行の予習用に読んでいる本をご紹介します。


■イラン・ペルシア日記

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イランの旅行記です。夫婦でイランを旅行した時の様子を本にしていますが、目の付け所が面白いし、イラン人への愛情が感じられて、イランに旅するのが楽しみになってしまいます。この夫婦はウズベキスタンの旅行記も出版していますが、そちらもかなり面白いです。

『イラン・ペルシア日記』をチェック


■ペルセポリス



イラン人少女マルジの視点で、イスラーム革命、イラン・イラク戦争などを描いたマンガです。2007年にカンヌ映画祭審査員賞受賞映画を受賞した『ペルセポリス』の原作です。作者自身の体験を描いたものなので、イラン人の考え方が垣間見れて興味深いです。

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■イラン 〜世界の火薬庫〜



イランの歴史や最近のお国事情などを知ることができるイラン入門書です。イランという国が、どのような行動原理で国際社会において活動しているのかをざっと知ることができてとても勉強になりました。

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国際的に孤立していて、常に大国と対峙している印象が強いイラン。

それでも、この国を旅行した人たちは、口を揃えて「人々が優しい、本当にいい国だった」と話します。

そんな、なんだ不思議な国イラン。

訪れるのが本当に楽しみです。


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タグ:イラン
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2016年04月24日

イラン予習編 〜イランを知るための映画8選〜


昔からイランの映画が好きでして、そんなことも私がイランに憧れる理由のひとつです。

イラン人は、古代ペルシアの時代から有名な詩人が多いことからもわかるように、内省的で詩的な素養を持った方が多いようです。

なので、イラン映画は、とても繊細で、哲学的で、人間愛に溢れていて、絵画的な作品が多いように思います。

今回は、イラン予習編としてイラン映画をご紹介します。

まずはイラン映画の巨匠アッバス・キアロスタミの監督作品から。


■友だちのうちはどこ?(1987年/監督:アッバス・キアロスタミ)



恐らく、私が初めて観たイラン映画はこれです。少年が友人にノートを返すために右往左往するだけの映画ですが、とてもスリリングで、かつ観終わった後に「あぁ、人間っていいなぁ。誰かに親切にしたいなぁ。」なんて思ってしまう映画でした。

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■桜桃の味(1997年/監督:アッバス・キアロスタミ)



カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞した作品です。こちらは中年男が彷徨うお話。ただ、こちらの中年男が彷徨う理由は、「自殺した自分に土をかけてくれる人を探す」ため。自殺の手助けを依頼しながら、「生と死」をテーマに様々な人と語らう内容なのですが、不思議と悲壮感は無く、逆に「生きる幸せ」みたいなヤツを感じちゃう映画でした。

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続いて、これまた巨匠のマジッド・マジディの監督作品。


■運動靴と赤い金魚(1999年/監督: マジッド・マジディ)



モントリオール世界映画祭でグランプリを獲得した作品です。修理を終えた妹の靴を無くしてしまった少年が、それを親に内緒にしながら、なんやかんやと健気に奮闘するお話です。「靴が無くなったら買い直せばイイじゃん」ってほど裕福なお国事情では無いイラン。だからこそ、ちょっとした出来事でも、愛のあるストーリになっちゃうのかもしれません。

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■少女の髪どめ(2001年/監督: マジッド・マジディ)



工事現場でケガをしたアフガン難民の代わりに働くことになった、その難民の小さな息子。力仕事ができないその息子は、炊事や洗濯の係りに回されます。代わって力仕事に現場に変更させられたイラン人の青年。不満ブーブーな青年は、ある日、そのアフガン難民の息子が、実は少女であることを知ります。「小さな恋の物語」ってなストーリーですが、そこにはイランならではの難民問題や、宗教的な文化などの背景が織り込まれていて、とても深くて、繊細で、優しい作品に仕上がっています。

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続いては、近代イラン映画の旗手とも言うべきアスガル・ファルハーディーの監督作品。


■別離(2011年/監督:アスガル・ファルハーディー)



ベルリン映画祭で最高賞である金熊賞を含む3部門を受賞した作品です。上記2監督の作品が、人間愛をテーマに描かれているのに対し、この作品は「倫理観」だったり「自尊心」などがテーマとして描かれています。それだけに、物語はとても入り組んでいて、観ていてヒリヒリした感覚を覚えます。物語には、イランの文化的・宗教的な背景が溶かし込まれていて、イランを舞台にしなければ描くことができない内容になっていますが、それでいて普遍的なテーマが骨太に語られています。世界的な評価を受けているのも納得の作品です。

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■彼女が消えた浜辺(2009年/監督:アスガル・ファルハーディー)



ベルリン映画祭で銀熊賞を受賞した作品です。この監督の作品は、ベルリン映画祭受けがイイですね。ストーリーは、カスピ海のリゾート地での女性失踪事件のお話。バカンスに出かけた男女のグループの中の女性一人が突如として姿を消す。しかし何故か、その女のフルネームや住所などは誰も知らない。物語の冒頭から流れる不穏な空気。そして謎だらけの展開。なんか、ずっと嘘を付かれているような感覚を観るものに与え、そして、その不穏な空気は、少しずつ輪郭を帯びてくる。この作品も、「別離」同様に、倫理観をテーマの一つに据えていて、やっぱりピーンと張り詰めたテンションでストーリーが展開するのですが、その謎の展開の原因が、イラン人ならではの宗教観だったり倫理観だったりして、とても興味深い内容になっています。

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続いてはバフマン・ゴバディの監督作品です。この監督は、アッバス・キアロスタミの助監督だった人です。


■ペルシャ猫を誰も知らない(2009年/監督:バフマン・ゴバディ)




第62回カンヌ国際映画祭の「ある視点部門特別賞」受賞作です。1979年のイラン・イスラム革命以来、西洋文化の規制が厳しいイラン。イランではポップミュージックの演奏は禁止されています。そんなイランの首都テヘランを舞台に、ロックを愛するイラン人のミュージシャンたちを描いた作品です。勿論、この映画の撮影をイラン政府は認めるハズはなく、バフマン・ゴバディ監督は政府の許可を得ずにこの映画を撮影。主役の二人は撮影終了の4時間後にイランを脱出し、バフマン・ゴバディ監督自身も、この作品を完成させた後にイラクのクルド人自治区に亡命しています。とても厳格なイスラム教の国といったイメージの強いイラン。でも、テヘランに住む若者は、日本に住む僕らと同じように、ロックが好きで、シガーロスが好きで、国に不満を持っていて、明るく生きています。謎の国イランの実情を垣間見れる映画にもなっています。

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最後に、アニメーション作品をご紹介。


■ペルセポリス(2007年/監督:マルジャン・サトラピ、ヴァンサン・パロノー)



昨日のエントリーでも紹介した漫画『ペルセポリス』を原作にしたアニメーション作品。第60回カンヌ国際映画祭「審査員賞」の受賞作です。イスラム革命、イラン・イラク戦争を体験したマルジャン・サトラピ自身の半生を描いた、真実の物語です。「ペルシャ猫を誰も知らない」同様に、この物語に映し出されるのは、僕らと同じようにマイケル・ジャクソンやアイアン・メイデン、パンク、ブルース・リーが好きなイラン人少女の日常。地政学的に要となる場所にあり、大国に翻弄されて数奇な運命を辿る国と、偶然にもその船に乗り合わせてしまった国民。それでも、元気に、ユーモラスに生きる主人公の姿を観て、「人間ってスゲーなー」って素直に思えてしまいます。

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来週、実際に見ることになるテヘランの街並み。

「映画とは、どう違って見えるんだろう」なんて考えると、楽しみでなりません。


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タグ:映画 イラン
posted by えちご at 13:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | イラン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする