2015年06月06日

世界遺産検定対策:第二次世界大戦に関連した世界遺産まとめ


今年は、第二次世界大戦が終結してから70周年になります。

1945年4月30日にヒトラーが自殺、その後、同年5月9日にドイツ国防軍が降伏し欧州戦線は集結。

また、1945年9月2日、アメリカ海軍戦艦ミズーリ艦上にて、日本が対連合国降伏文書への調印がなされ第二次世界大戦は集結しました。

ということで、今年の世界遺産検定での出題が予想される、第二次世界大戦に関連した世界遺産についてまとめてみました。


■広島平和記念碑(原爆ドーム)

atomicbombdome.jpg

・国名:日本(広島県広島市)
・登録種別:文化遺産
・登録年:1996年
・登録基準:
└E:人類の歴史上の出来事や伝統、宗教、芸術などと強く結びつく遺産

「核兵器の根絶と、恒久的な世界平和を訴えるモニュメント」
1945年8月6日、人類史上初めて原子爆弾が投下された当時の姿を伝える建造物。
1996年の世界遺産委員会(メキシコ・メリダ市にて開催)で、21カ国中、アメリカ不支持、中国賛否保留、その他賛成で登録が実現。
チェコの建築家、ヤン・レツル設計で、「ネオ・バロック」とウィーン分離派「ゼツェッション様式」を融合したデザイン。


■アウシュヴィッツ・ビルケナウ - ナチス・ドイツの強制絶滅収容所(1940-1945)

Auschwitz.jpg

・国名:ポーランド共和国
・登録種別:文化遺産
・登録年:1979年
・登録基準:
└E:人類の歴史上の出来事や伝統、宗教、芸術などと強く結びつく遺産

「ナチスによる虐殺の歴史を語る負の遺産」
1940年にポーランド南部にある街オシフィエンチムに、ナチス・ドイツによってつくられた強制収容所。
もともとは、ドイツ軍が接収したポーランド軍兵舎を改築、増築したもの。
その後、1942年に近隣のビルケナウに第2収容所が完成。
この地で、約150万人が殺害されたと推測されているが、未だ正確なデータは定かになっていない。
その大半はユダヤ人だったとされるが、政治犯、犯罪者、精神障害者、身体障害者、ロマ、少数部族も収容されていたとされる。


■ワルシャワの歴史地区

warsaw.jpg

・国名:ポーランド共和国
・登録種別:文化遺産
・登録年:1980年
・登録基準:
└A:文化の価値観の相互交流を示す遺産
└E:人類の歴史上の出来事や伝統、宗教、芸術などと強く結びつく遺産

「国民の熱い思いでよみがえったポーランドの首都」
第二次世界大戦時にナチス・ドイツによって併合。
ワルシャワ市民は抵抗組織を作って1944年に蜂起するが、ナチス・ドイツの反撃により敗北。
ワルシャワの街の85%が灰燼と化し、市民の66%におよぶ約85万人が犠牲となった。
第二次世界大戦後、ポーランドは独立。
国民はワルシャワの復興と街並みの完全な復元を希望し、「すべては未来のために」を合言葉に復興に取り組んだ。
18世紀後半の国王に仕えていたベルナルド・ベロットが描いた風景画を参考に復元に成功した。


■オーギュスト・ペレにより再建された街 ル・アーヴル

lehavre.jpg

・国名:フランス共和国
・登録種別:文化遺産
・登録年:2005年
・登録基準:
└A:文化の価値観の相互交流を示す遺産
└C:建築様式や建築技術、科学技術の発展段階を示す遺産

「オーギュスト・ペレにより再建された港湾都市」
第二次世界大戦のノルマンディー上陸作戦で破壊された街ル・アーヴルは、戦後の1945〜1964年にかけて建築家オーギュスト・ペレによって近代的に再建された。復興都市は、戦後行われた都市改造の中でも成功例とされ、世界の都市復興計画に影響を与えた。
また、ル・アーヴルは、印象派の画家クロード・モネが少年時代を過ごした街としても知られる。


■ポツダムとベルリンの宮殿と庭園

SchlossCecilienhof.jpg

・国名:ドイツ連邦共和国
・登録種別:文化遺産
・登録年:1990年、1992年・1999年範囲拡大
・登録基準:
└@:人類の創造的資質や人間の才能を示す遺産
└A:文化の価値観の相互交流を示す遺産
└C:建築様式や建築技術、科学技術の発展段階を示す遺産

「プロイセン王の壮麗な宮殿」
18世紀半ばにフリードリヒ2世がつくらせたサンスーシ宮殿と、その周囲に広がるサンスーシ庭園が有名。
サンスーシ宮殿は、外装はシンプルだが、室内はドイツ・ロココ様式で豪華に装飾されている。
サンスーシ宮殿の北東にあるツェツィーリエンホーフ宮殿では、第二次世界大戦の戦後処理のためのポツダム会談が開催された。


■ヴァイマールとデッサウのバウハウス関連遺産

Bauhaus.jpg

・国名:ドイツ連邦共和国
・登録種別:文化遺産
・登録年:1996年
・登録基準:
└A:文化の価値観の相互交流を示す遺産
└C:建築様式や建築技術、科学技術の発展段階を示す遺産
└E:人類の歴史上の出来事や伝統、宗教、芸術などと強く結びつく遺産

「モダニズム建築に大きな影響を与えた総合造形学校」
第一次世界大戦後の1919年に建築家ヴィルター・グロピウスによって開設。
初代学長グロピウスは「すべての造形活動の最終目標は完璧な建築にある」と宣言。
その後、台頭してきたナチスは、その斬新な教育と思想に対し「非ゲルマン的」として弾圧を加え、その結果閉校。
1932年にベルリンで再度開校したものの再びナチスの圧力により翌年廃校。


---
原爆ドーム、アウシュヴィッツ、ワルシャワあたりは、出題されそうな予感です。



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2015年06月07日

世界遺産検定対策:最近の時事ニュースに関連した世界遺産まとめ


昨日に引き続き、今年の世界遺産検定で出題されそうな問題についてです。

毎回、時事ネタについても出題される傾向があるようなので、ざっとまとめてみました。


■明治日本の産業革命遺産 製鉄・鉄鋼、造船、石炭産業

Hashima.jpg

・国名:日本(山口、福岡、佐賀、長崎、熊本、鹿児島、岩手、静岡の8県に点在)
・登録種別:文化遺産
・登録年:2015年(登録勧告)
・登録基準:
└A:文化の価値観の相互交流を示す遺産
└B:文化的伝統や文明の存在に関する証拠を示す遺産
└C:建築様式や建築技術、科学技術の発展段階を示す遺産

2009年に暫定リストに追加。
当初は「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」として提出されたが、イコモスより登録名変更を求められた。
西洋から非西洋世界への技術移転と日本の伝統文化を融合させ、1850年代から1910年までに急速な発展をとげた炭鉱、鉄鋼業、造船業に関する文化遺産。
稼働遺産を含む資産の世界遺産への推薦は日本では初めて。
遺産群の中には文化財保護法対象外の稼働遺産が含まれていることから、法的保護根拠の新たな解釈調整が必要となり、国内の文化遺産では初めて文化庁ではなく内閣官房(地域活性化統合事務局)によって推薦が行われた。
8つのエリア、全23資産により構成されるシリアル・ノミネーションとして推薦。
構成資産のうち長崎造船所や端島炭坑で、第二次世界大戦中に多くの朝鮮人が徴用され、多くの犠牲者を出したという理由で、世界遺産員会の委員国である韓国が登録に反対している。


■カトマンズの谷

Durbar_Square.jpg

・国名:ネパール
・登録種別:文化遺産
・登録年:1979年、2006年範囲変更
・登録基準:
└B:文化的伝統や文明の存在に関する証拠を示す遺産
└C:建築様式や建築技術、科学技術の発展段階を示す遺産
└E:人類の歴史上の出来事や伝統、宗教、芸術などと強く結びつく遺産

「宗教と芸術が織りなすヒマラヤの万華鏡」
カトマンズ、パタン(ラリトプル)、バドガオン(バクタプル)の3つの古都にまたがる。
カトマンズのダルバール広場には、20棟以上の寺院、僧侶や貴族の館がひしめき合う。
パタンは芸術が盛んで「ラリトプル(美の都)」と呼ばれている。
人口増加により街の景観が損なわれつつあった2003年に危機遺産リストに登録されたが、2007年に脱した。
2015年4月25日にM7.8の大地震が発生。
ダルバール広場やスワヤンブナートなど歴史的な建造物が修復不可能な損傷を受けた。


■円形都市ハトラ

Hatraruins.jpg

・国名:イラク共和国
・登録種別:文化遺産
・登録年:2003年/2003年から危機遺産
・登録基準:
└B:文化的伝統や文明の存在に関する証拠を示す遺産
└C:建築様式や建築技術、科学技術の発展段階を示す遺産

「円形の城壁に囲まれた古の軍事都市」
紀元前247〜後226年までバルティア王国の軍事基地としての役割を担った都市。
隊商都市として栄えたイラク北部に位置するこの街は、ギリシャやローマの影響が見られる。
2015年3月7日、ISISによってブルトーザーで破壊された。


■古代都市パルミラ

Palmyra.jpg

・国名:シリア・アラブ共和国
・登録種別:文化遺産
・登録年:1980年/2013年から危機遺産
・登録基準:
└@:人類の創造的資質や人間の才能を示す遺産
└A:文化の価値観の相互交流を示す遺産

「交易で栄えたオアシス都市の廃墟」
紀元前1世紀頃から後3世紀までシルクロードの拠点として隊商交易で繁栄。
ローマ帝国の庇護を受け栄えるが、3世紀末に女王ゼノビアがローマ帝国から独立を試みて失敗。
街は破壊されパルミラは廃墟となった。
2015年5月、ISISが制圧。
住民900名以上が処刑されたと報道され、また遺跡の破壊も懸念されている。


■アレッポの旧市街

Aleppocitadel.jpg

・国名:シリア・アラブ共和国
・登録種別:文化遺産
・登録年:1986年/2013年から危機遺産
・登録基準:
└B:文化的伝統や文明の存在に関する証拠を示す遺産
└C:建築様式や建築技術、科学技術の発展段階を示す遺産

「キャラバンが行き交った東西交易の拠点」
メソポタミアとヨーロッパをつなぐ中継点となった隊商都市。
巨大なキャラバンサライ(隊商宿)のハーン・アル・ムジュルクが有名。
またアレッポ城は、12世紀にサラディンが興したアイユーブ朝のもとで十字軍の侵攻に備えたもの。
シリア内戦により大モスクのミナレットなどが崩壊している。


■ダマスカスの旧市街

UmayyadMosque.jpg

・国名:シリア・アラブ共和国
・登録種別:文化遺産
・登録年:1979年/2013年から危機遺産
・登録基準:
└@:人類の創造的資質や人間の才能を示す遺産
└A:文化の価値観の相互交流を示す遺産
└B:文化的伝統や文明の存在に関する証拠を示す遺産
└C:建築様式や建築技術、科学技術の発展段階を示す遺産
└E:人類の歴史上の出来事や伝統、宗教、芸術などと強く結びつく遺産

「聖書に記された世界最古の都市のひとつ」
イスラム世界初の王朝ウマイヤ朝の首都として繁栄した商業都市。
ローマ帝国、ウマイヤ朝、オスマン帝国など様々な国家に支配されたが、その間も商業都市として栄え「砂漠のダイヤ」と呼ばれた。
アル・ワリード1世によって建造された世界最古のモスクであるウマイヤ・モスクは、現存する世界最古のモスク。
ビザンツ帝国時代にあった聖ヨハネ聖堂には洗礼者ヨハネの首がまつられていて、今はモスク内のドーム形の墓に埋葬されている。
現在、シリア内戦により破壊の危機に直面している。



■クラック・デ・シュヴァリエとカラット・サラーフ・アッディーン

Chevaliers.jpg

・国名:シリア・アラブ共和国
・登録種別:文化遺産
・登録年:2006年/2013年から危機遺産
・登録基準:
└A:文化の価値観の相互交流を示す遺産
└C:建築様式や建築技術、科学技術の発展段階を示す遺産

「十字軍時代を代表するふたつの城塞」
クラック・デ・シュヴァリエは、聖ヨハネ騎士団が拡張し本拠地とした城塞。
カラット・サラーフ・アッディーンは、12世紀にサラディン(アイユーブ朝の始祖)が陥落させたことから「サラディン要塞」という意味で呼ばれる。
現在、シリア内戦により破壊の危機に直面している。


■隊商都市ボスラ

bosra.jpg

・国名:シリア・アラブ共和国
・登録種別:文化遺産
・登録年:1980年/2013年から危機遺産
・登録基準:
└@:人類の創造的資質や人間の才能を示す遺産
└B:文化的伝統や文明の存在に関する証拠を示す遺産
└E:人類の歴史上の出来事や伝統、宗教、芸術などと強く結びつく遺産

「ローマ道路の要衝として発展した古都」
シリア南部に位置する、ローマ時代の遺跡が数多く残る古都。
2世紀初頭にローマ帝国アラビア属州の州都となり繁栄。
建築物には黒い玄武岩が使われているため、全体に黒っぽく見えるのが特徴。
現在、シリア内戦により破壊の危機に直面している。


■イエス生誕の地 :ベツレヘムの聖誕教会と巡礼路

Churchofthenativity.jpg

・国名:パレスチナ
・登録種別:文化遺産
・登録年:2012年から登録と同時に危機遺産
・登録基準:
└C:建築様式や建築技術、科学技術の発展段階を示す遺産
└D:独自の伝統的集落や、人類と環境の交流を示す遺産

イエス・キリストが生まれたとされていた洞穴の上に聖堂の建設が始められ、339年に完成。
ロシアのサンクトペテルブルクで開催された第36回世界遺産委員会で、秘密投票によって委員会を構成する21カ国のうち3分の2以上の賛成投票を得ることとなり、世界遺産への登録が認められた。
パレスチナ初の世界遺産登録物件。


■オリーブとワインの地パレスチナ – エルサレム地方南部バティールの文化的景観

parestine.jpg

・国名:パレスチナ
・登録種別:文化遺産
・登録年:2014年に緊急登録として申請され、登録と同時に危機遺産
・登録基準:
└C:建築様式や建築技術、科学技術の発展段階を示す遺産
└E:人類の歴史上の出来事や伝統、宗教、芸術などと強く結びつく遺産

バティールの丘陵景観は、ワジ(涸れ川)として知られる一連の農業渓谷で、階段状の石垣が特徴。
市場向けの野菜栽培のために水が引かれた農地がある一方で、葡萄やオリーブの木が植えられた乾燥した土地があり、伝統的な農業景観を形成。


---
「明治日本の産業革命遺産 製鉄・鉄鋼、造船、石炭産業」は必ず出題されると思います。

また、「カトマンズの谷」「円形都市ハトラ」「古代都市パルミラ」も、今年のトピックスだけに、出題される可能性が高そうです。



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2015年06月08日

世界遺産検定対策:今年登録されそうな世界遺産まとめ


今年の第39回世界遺産委員会は、2015年6月28日から7月8日までドイツのボンで開催されます。

ドイツでの開催は第19回のベルリン開催以来2回目。

西ヨーロッパでの開催はセビリア(スペイン)で開催された第33回以来となります。

世界遺産を持たない国のうち、シンガポールとジャマイカの新規登録が審議されます。

▼シンガポール植物園(シンガポール)
SingaporeBotanicGardens.jpg

▼ブルー・アンド・ジョン・クロウ・マウンテンズ(ジャマイカ)
Bluemountain.jpg


また、グルジアの世界遺産「バグラティ大聖堂とゲラティ修道院」について、バグラティ大聖堂の世界遺産リスト除去が検討されます(大規模な改修計画断行により)。

▼バグラティ大聖堂とゲラティ修道院(グルジア)
BagratiCathedral.jpg

議長国はドイツ、副議長国はインド、カタール、セネガル、クロアチア、ジャマイカです。

登録勧告物件は以下のとおりです。

■ブルー・アンド・ジョン・クロウ・マウンテンズ
・国名:ジャマイカ(初)
・登録種別:複合遺産
文化的には奴隷解放の歴史と密接に結びついていることが評価され、自然的には生物多様性の点で評価された。
コーヒーの銘柄ブルーマウンテンでおなじみ。

■土司の遺跡群
・国名:中国
・登録種別:文化遺産
中国南西部の少数民族の伝統的統治に関する例証として登録を勧告。

■モラヴィアの入植地クリスチャンスフェルド
・国名:デンマーク
・登録種別:文化遺産
都市計画にプロテスタントの入植地や信仰共同体としての性格を残していることが評価。

■シェラン島北部のパル・フォルス式狩猟の景観
・国名:デンマーク
・登録種別:文化遺産
推薦対象となったのはデンマーク王家の狩猟場として使われてきた3箇所。

■シャンパーニュの丘陵群、家屋群、地下貯蔵庫群
・国名:フランス
・登録種別:文化遺産
シャンパーニュ地方のブドウ栽培からワイン製造にいたる農工業の結びつきを示す文化的景観を対象としており、音楽や美術にもたらした貢献も含めて評価。

■シュパイヒャーシュタット、コントルハウス地区およびチリハウス
・国名:ドイツ
・登録種別:文化遺産
ハンブルクの19世紀後半から20世紀前半にかけて発達した2つの商業地区および、1923年にフリッツ・へーガーによって建てられた表現主義建築であるチリハウスが対象。

■スーサ
・国名:イラン
・登録種別:文化遺産
エラム王国およびアケメネス朝ペルシアの首都だった古代都市で、首都でなくなった後も交易拠点として長く繁栄。

■ペート・シェアリムのネクロポリス - ユダヤ人の再興を示す一大中心地
・国名:イスラエル
・登録種別:文化遺産
バル・コクバの乱に敗れた後のユダヤ人たちによるものであり、さまざまな文化的影響を含めて、2世紀から4世紀にかけての再興したユダヤ人たちの文化的伝統を示している。

■パレルモのアラブ=ノルマン様式建造物群およびチェルファル大聖堂・モンレアーレ大聖堂
・国名:イタリア
・登録種別:文化遺産
シチリア島のパレルモに残る7件の建造物群と近隣コムーネの2件の大聖堂で構成されている。シチリア王国時代の多様な出自の人々が築き上げた建築文化が評価。

■明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域
・国名:日本
・登録種別:文化遺産
8県23資産で構成され、1850年代から1910年までの非西洋世界の急速な産業化を伝えている。

■アメリカ大陸のルネサンス様式水利施設群、パドレ・テンブレケの水道橋
・国名:メキシコ
・登録種別:文化遺産
1554年から1571年に建造された水道橋で、その名前はフランシスコ・デ・テンブレケ(パドレは神父の意味)にちなんでいる。古代ローマ以来の蓄積があった欧州の水利技術をメソアメリカの文化と融合させた優れた例などとして、登録を勧告。

■リューカンとノトデンの産業遺産
・国名:ノルウェー
・登録種別:文化遺産
水に恵まれた地形のリューカンとノトデンでは、20世紀初頭からノルスク・ハイドロ社によって水力発電設備や化学肥料工場が整えられてきた。その時代における産業・技術発展の例証などとしての価値が認められ、登録を勧告。

■百済史跡地区群
・国名:韓国
・登録種別:文化遺産
武寧王陵をはじめとする王陵群、扶蘇山城、定林寺址、彌勒寺址などによって構成。これらは朝鮮半島の他地域や中国、日本などとも交流を持っていた百済の歴史や文化を伝えるものとして登録を勧告。

■シンガポール植物園
・国名:シンガポール
・登録種別:文化遺産
大英帝国の植民地における熱帯植物園の優れた例証であるとともに、東南アジアにおける熱帯植物の調査・研究に果たしてきた役割の大きさも評価。

■エフェソス
・国名:トルコ
・登録種別:文化遺産
古くは世界の七不思議の一つであるアルテミス神殿を擁した都市として知られ、のちにはパウロの伝道など原始キリスト教とも関わりを持った。

■フォース橋
・国名:イギリス
・登録種別:文化遺産
1890年に開通した鉄道橋で、橋梁建築史の画期をなす橋の一つ。

■サン・アントニオ・ミッションズ
・国名:アメリカ合衆国
・登録種別:文化遺産
18世紀にフランシスコ会によって築かれたキリスト教伝道所群で、現在のテキサス州を流れるサン・アントニオ川流域に残る5件の伝道所跡と1件の関連遺跡が対象。

■フライ・ベントスの産業と結びつく文化的景観
・国名:ウルグアイ
・登録種別:文化遺産
フライ・ベントスの景観が産業と密接に結びついていることや、食肉の輸出や55か国からの移民労働者の受け入れといった国際的な結びつきが評価され登録勧告。



「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」はもちろん、シンガポールとジャマイカの物件は、登録されれば初の世界遺産となるため、要チェックです。

文化的景観の「シャンパーニュ(フランス)」「フライ・ペントス(ウルグアイ)」も出題確率が高そうです。

産業遺産の「リューカンとノトデンの産業遺跡(ノルウェー)」は、グローバルストラテジーに関連した出題に要注意です。



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2015年06月09日

世界遺産検定対策:カトリックの修道会派についてまとめ(フランチェスコ会)


今回から3回にわたって、世界遺産検定での出題も想定される、カトリックの修道会についてまとめてみます。

初回は「フランチェスコ会」についてです。

フランシスコ会とも呼ばれるフランチェスコ会。

かなり厳しめの修道会です。

もともとは13世紀のイタリアで、「アッシジのフランチェスコ」さんによって創設された「小さな兄弟会」から発展したカトリック修道会。

無所有と清貧を主張したフランチェスコの精神に基づき、染色を施さない修道服をまとって活動していたそうです。

居住する家屋も食物ももたず、人びとの施しにたよったところから「托鉢修道会」ないし「乞食僧団」と呼ばれていたのだとか。

↓聖フランチェスコ
San_Francesco.jpg
(もともとはお金持ちの家出身)

この人、1182年生まれってことで、ルターの宗教改革運動(1517年以降)の300年以上前に生まれています。

この人の頃には、カトリック教会はまだ贖宥状の販売もされていなく、比較的、世俗にまみれていなかったんでしょうかね。


■アッシジのサン・フランチェスコ聖堂と関連建造物群

Assisi_San_Francesco.jpg

・国名:イタリア
・登録種別:文化遺産
・登録年:2000年
・登録基準:
 └@:人類の創造的資質や人間の才能を示す遺産
 └A:文化の価値観の相互交流を示す遺産
 └B:文化的伝統や文明の存在に関する証拠を示す遺産
 └C:建築様式や建築技術、科学技術の発展段階を示す遺産
 └E:人類の歴史上の出来事や伝統、宗教、芸術などと強く結びつく遺産

「聖フランチェスコゆかりの建築物群」
フランチェスコ会の創始者である聖フランチェスコの生誕地。
ゴシック様式建築の代表作。
狭い山の斜面に建てられたため、細長い構造になっている。
聖堂の壁には一面に膨大な数の壁画がある。
特に聖フランチェスコが小鳥に説教している「小鳥への説教」は有名。
聖フランチェスコ、小鳥に説教するなんて、随分変人だったと思われる。

↓「小鳥への説教」
francesco.jpg
(餌をあげているだけにも見える)


■ケレタロ州シエラ・ゴルダのフランシスコ会ミッション

SantiagodeJalpan.jpg

・国名:メキシコ合衆国
・登録種別:文化遺産
・登録年:2003年
・登録基準:
 └A:文化の価値観の相互交流を示す遺産
 └B:文化的伝統や文明の存在に関する証拠を示す遺産

「メキシコ中央高原に散在する5つの伝道所」
フランチェスコ会がアメリカ大陸での布教の拠点とした伝道所(ミッション)。
異文化融合的なバロック建築に土着のモチーフの装飾が施されていて、文化興隆の証として評価されている。

---

ちなみに支倉常長と一緒に太平洋を渡ったスペイン人宣教師ルイス=ソテロ(長崎で火刑により殉職)は、このフランチェスコ会の宣教師だそうです。



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2015年06月10日

世界遺産検定対策:カトリックの修道会派についてまとめ(シトー会)


昨日に続いて、カトリックの修道会派に関する世界遺産のまとめです。

シトー会(またはシトー修道会)は、フランスのブルゴーニュ地方で、1098年にベネディクト会(カトリック最古の修道会)から派生した会派です。

戒律を厳密に守り、彫刻や美術による教示を禁止した、かなりゴリゴリの厳しめ会派のようです。

服装にもその姿勢が現れていて、染料を用いない白い修道服を着たことから、「白い修道士」とも呼ばれているそうです。

trappist_OCist.jpg

戒律の中でも労働と学習を重んじて、自ら農具をとり農民を指導して、森林に覆われていた北フランスの開墾や新農法の普及を行ったというから、なんだか禅僧のようですね。

さて、以下にシトー会に関する世界遺産物件を紹介します。


■マウルブロンの修道院

Maulbronn.jpg

・国名:ドイツ連邦共和国
・登録種別:文化遺産
・登録年:1993年
・登録基準:
 └A:文化の価値観の相互交流を示す遺産
 └C:建築様式や建築技術、科学技術の発展段階を示す遺産

「中世キリスト教文化の編成を伝える修道院」
シトー会の修道士により設立。
マウルブロンの修道院は、ドイツで最初のシトー会修道院。
宗教改革の時期にプロテスタントに接収され、1556年に神学校になり、ヘルマン・ヘッセらを輩出。
「車輪の下」の舞台としても知られている。
聖堂は三廊式、ラテン十字形プランのロマネスク様式から、ゴシック様式に移行。
当時の宗教建築物としては、珍しく上下水道が整備されている。


■アルコバサの修道院

Alcobaça.jpg

・国名:ポルトガル
・登録種別:文化遺産
・登録年:1989年
・登録基準:
 └@:人類の創造的資質や人間の才能を示す遺産
 └C:建築様式や建築技術、科学技術の発展段階を示す遺産

「ポルトガル王国の歴史が刻まれた修道院」
ポルトガルにおける初期ゴシック様式最大の建築物。
1143年にポルトガル国王アフォンソ・エンリケス1世(ポルトガル王国の建国者)の命で建設。
アルコバサ一帯をシトー会に譲渡する形で、当時勢力が大きかったシトー会の聖ベルナール(第2次十字軍の提唱者)から支援を得ようとした。


■フォントネーのシトー会修道院

Fontenay-.jpg

・国名:フランス共和国
・登録種別:文化遺産
・登録年:1981年
・登録基準:
 └C:建築様式や建築技術、科学技術の発展段階を示す遺産

「静寂の森に囲まれた清貧の精神を伝える修道院」
シトー会最古の修道院。
シトー会の禁欲的な性質ゆえ、彫刻やステンドグラスといった過剰な装飾は一切ない。
百年戦争の略奪や、フランス革命で急速に荒廃。
1791年以降100年ほどの間、製紙工場に転用されていた。


■ポブレの修道院

PobletMonastry_.jpg

・国名:スペイン
・登録種別:文化遺産
・登録年:1991年
・登録基準:
 └@:人類の創造的資質や人間の才能を示す遺産
 └C:建築様式や建築技術、科学技術の発展段階を示す遺産

「君主の居館と神殿までが並存する印象的な修道院」
スペイン最大規模のシトー会修道院。
イスラム勢力の反撃に備え、君主ラモン・ベレンゲール4世の居館を併設し、軍事施設としての要素も持つ。
祭壇衝立がバロック様式、回廊の柱頭はロマネスク様式、アーチはゴシック様式と、建築様式が混在。



世界中を旅していると、カトリック教会の過剰なまでの華美さに辟易することがありますが、シトー会の教会はまた一味違った佇まいのようです。



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posted by えちご at 22:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 世界遺産 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする