2015年02月01日

イエスは本当に奇蹟を起こしたのか?(ティベリヤ/イスラエル)


バックパックをホステルに置き、再びバスステーションへ。

↓ヘブライ語しか書かれていないので難易度高し。
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ここからバスで、街から少し離れたガリラヤ湖畔の村「タブハ村」へ向かいます。

↓ヘブライ語で書かれた路線図。どうやらNo59バスで行けるらしい。
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「タブハ村」には、イエスが「パンの奇蹟」を起こした事に由来する教会があります。

「パンの奇蹟」とは、イエスが起こした奇蹟の中でも、わりと有名な部類のものです。

「イエスが、2匹の魚と五つのパンを増やして、イエスの説教を聴きにきていた5,000人の聴衆に分け与えて満腹にさせた」というのが「パンの奇蹟」です。

これは新約聖書である「マタイ福音書」に記載されている物語です。

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バスの運転手さんに降りる場所を教えてもらって、タブハ村最寄りのバス停に到着。

そこから歩いて、ガリラヤ湖畔のタブハ村まで向かいます。

歩きながら、「奇蹟って何なんだろう?」と考えていました。

イエスの行ったある行為を、後々の人が大げさに伝えた物かな?

それともイエスを神格化するための全くのねつ造なのかな?

物理法則で考えれば、パンや魚を数百倍にも増やすなんてことは不可能なワケで。

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そんなことを考えながら15分程歩くと、タブハ村入り口の看板を発見しました。

タブハ村の入り口で道路を右折すると、そこに教会があります。

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これが「パンの奇蹟の教会」です。

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西暦350年には、すでにこの場所に教会があったそうです。

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教会には、美しいモザイクが床に残されていました。

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ビザンツ時代に造られたモザイクということなので、もう1000年程も前のモザイクということになります。

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非常に保存状態が良いことに驚かされます

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さて、奇蹟の話です。

物理的には不可能と思える奇蹟ですが、きっと、その奇蹟はあったんだと思います

実際にその奇蹟が起きたかどうかは別にして。

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それは、信じる人が信じていれば良いことで、信じている人にとっては、確かにその奇蹟はあったことなのだと思います。

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それは、「気を抜くと、風邪をひく」とか、「気分が良いと、良いことが起きる」とか、「直感が大切」とか、何となくそんな事象と同じようなことなのかもしれない、と思いました。

事実ではなく、信じることに意味がある。

信じることで、人は幸せになれる。

神に委ねることで、人は楽になれる。

奇蹟が本当にあったかどうかを考える事自体、あまり意味のある事では無いのかもしれない。

そんな事を、思ったのでした。



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2015年02月02日

イエスはなぜカペナウムを伝道の地に選んだのか?(ティベリヤ/イスラエル)


イエスは、洗礼者ヨハネによって洗礼を受けます。

↓「洗礼者聖ヨハネ(レオナルド・ダ・ヴィンチ作)」
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その洗礼者ヨハネが、逮捕され、処刑をされてしまうと、イエスはナザレの街を去って、カペナウムに住み始めます。

そして、そのカペナウムを拠点に、ガリラヤ湖畔で伝道を開始します

「パンの奇蹟の教会」の後に私が向かったのは、イエスによる初期伝道の拠点カペナウムです。

カペナウムは、「パンの奇蹟の教会」から3kmほどの場所にあります。

1時間弱のちょっとしたハイキングです。

右にガリラヤ湖を臨みながら歩きます。

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真夏の炎天下にここを歩くのは辛そうです。

さっき「パンの奇蹟の教会」にいたと思われるナイジェリア人のツアー客は、歩く私の横をバスで通過して行きました。

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この道は「The Gospel Trail(福音の道)」として、巡礼路になっているようです。

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45分程でカペナウムに到着。

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カペナウムは、イエスの時代、ガリラヤ地方第一の都市で、「マタイの福音書」で御馴染みのマタイが通行税を徴収する役人として働いていた場所だそうです。

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また、ペテロ(イエスの最初の弟子にして十二使徒のリーダー的存在。初代ローマ教皇。)の実家も、このカペナウムにあったそうです

今では廃墟となっていますが、イエスが説教したと言われるシナゴーグ(ユダヤ教の教会)の遺跡がなどが残っていました。

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また、当時のローマ軍の駐屯地の遺跡も残されています。

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ここも、やはりキリスト教の有名な聖地。

ナイジェリア人ツアー客がガイドの説明を受けています。

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この日はクリスマス。みんなサンタクロース帽を被っていました。

シナゴーグの遺跡の上には、教会が建てられています。

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クリスマスなので、「キリスト降誕人形」も飾られていました。

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さてこのカペナウム、マタイが通行税の役人として働いていたことからもわかりますが、当時はダマスカス(シリア)とエジプトを結ぶ交通の要衝地だったそうです。

そして、多くの旅人、商人、外国人が通過する交通の要所故、ここに住む人々の思想は比較的リベラルだったと予測できます。

イエスは、保守的かつ閉鎖的で自身も殺されかけたナザレの地を後にし、この地を拠点に教えを広めて行くことになりますが、それにはカペナウムのリベラルな風土や、交通の要所故の情報の伝播力が一助になっていたと推察されます

そして、この地でイエスは、多くの人々を癒し、影響力を強めていったのです。



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2015年02月03日

初代ローマ教皇の名前は「あだ名」だった!?(ティベリヤ/イスラエル)


カペナウムを後にし、再び3kmの道を戻ります。

カペナウムからバス停に戻る間の道に「ペテロ首位権教会」がありました。

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↓ペテロ首位権教会の聖堂
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この場所でイエスは、漁をしていたペテロとアンデレの兄弟に出会い、弟子にしたとい言われているそうです。

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教会の祭壇には岩がありました。

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この岩は、磔刑の後に復活したイエスが弟子たちと食事をした食卓とされているそうです。

教会の前には「イエスと使徒ペテロの銅像」がありました。

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ペテロはイエスの十二使徒のリーダー的存在でもありますが、イエスが捕まる時に「オレ、イエスとか知らねーし」と一晩で3回言ってしまう「裏切り」をしてしまう人です。

イエスの死後は、しばらくエルサレムで布教のリーダーとして活躍した後、エルサレムの主教座をヤコブに譲り布教の旅に出て、最終的にはローマに到達。そして初代ローマ教皇となります

そんなこともあり、この教会には、歴代のローマ教皇も訪れているようです。

↓ローマ教皇が訪れた時の様子みたいです。
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↓歴代のローマ教皇を記すポスター。このポスター欲しい!
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ティベリヤでは、ペテロが捕っていたという魚「セントピーターズフィッシュ(聖ペテロの魚)」を食べることができます。

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素揚げして食べるのが一般的なようです。

実際食べてみたのですが、これで1,800円くらいするわりには、淡白すぎる味で、骨も多く、たいして美味しいとは思いませんでした。残念。

一度イエスを裏切った後、涙を流して猛反省して聖人になったペテロ氏。

「過ちは許される」というキリスト教の教えを地で行く象徴的な人です。

最後は皇帝ネロの時代に逆十字架に磔にされて最期を迎えます。

↓「聖ペテロの逆さ磔」(カラヴァッジョ作)
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ちなみにこの「ペテロ」という名前、イエスから授けられたもので、「岩」という意味だそうです。

「あなたを”岩”と呼ぶことにする」と、尊敬するイエスに突然宣告されたペテロ青年。

「オレって、そんな岩顔?」とか思ったんじゃないかなぁ。



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2015年02月04日

イスラエルでも温泉につかる(ティベリヤ/イスラエル)


ティベリヤの街は、その昔、ローマ帝国の支配下にありました。

ローマ帝国と言えば、「温泉施設を整備することによって民衆の不満を減らす」という方法で治世を行っていたことでも知られています。

そんなこともあってか、この街は古くから温泉の街としても有名だったようです。

アイスランドペルーハンガリーなど、世界各地の温泉を堪能してきた私ですから、ティベリヤの街の中心地から2kmほど離れた所に今でもティベリヤ温泉があると聞いて、行かない訳にはいきません。

「日中のハイキングの疲れを、思う存分癒そうではないか」と、死海浮遊用に日本から持参した水着を携えて行ってみることにしました。

ホテルの前からバスに乗って10分程南下したところに、ティベリヤ温泉はありました。

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エントランスで、ツイン・ピークスに登場するルーシー・モランをおばさんにしたような、気怠い雰囲気の女性からチケットを買い、ロッカーのデポジットとしてパスポートを預けて入場します。

値段は、たしか70NIS(2,000円くらい)くらいだったでしょうか。

施設は思いのほかの充実っぷりでした。

25mの屋内プール、ティベリヤの街を一望できる屋外プール、ドライサウナとスチームサウナまで完備されています。

↓屋内プール
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泉質はというと、かなり塩っぱい塩化物泉。

内陸の温泉なのに、海水のような泉質なのが不思議ですが、それが余計に効能への期待を高めてくれます。

↓プールサイド
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施設内はかなり盛況ですが、彼らが地元の人なのか、旅行者なのか、イマイチわかりませんでした。

↓屋外プール
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訪れたのは木曜日。

普段は20時までの営業のようですが、火曜日と木曜日は22時まで営業しているようで、運良く長時間ゆっくりと温泉につかることができました。

↓屋外プールからはティベリヤの街の灯が一望できました
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21時半頃に施設を出ましたが、どうもバスの本数が少ないようで、待てども待てどもバスがやってきません。

仕方が無いので、2kmほどの暗い夜道を、サンダルを鳴らしながらプラプラとホテルまで帰りました。



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2015年02月05日

洗礼の地でアフリカ人になぜか値段を聞かれまくる(ティベリヤ/イスラエル)


ガリラヤ湖から流れ出た水がヨルダン川になります。

ヨルダン川は、イエス・キリストが洗礼者ヨハネによって洗礼を受けた場所。

ということで、ヨルダン川はキリスト教の聖地となっています。

ガリラヤ湖の南端、ガリラヤ湖からヨルダン川が流れ出す場所に、「ヤルデニット」という洗礼スポットがありました。

実際にイエスが洗礼を受けた場所は、このヤルデニットよりもっと下流になるそうですが、ヤルデニットは整備が行き届いていてティベリヤから近いこともあり、巡礼者に人気なのだそうです。

↓「キリストの洗礼」(アンドレア・デル・ヴェロッキオ、 レオナルド・ダ・ヴィンチ)
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朝早く起きだし、ホテルの前からバスに乗ってヤルデニットに向かいました。

バスから降りる場所が解りにくいことが予想できたので、運転手の後ろの席に座ってキョロキョロしていたら、隣に座った若いイスラエル兵から、とてもきれいな発音の英語で「どこに行きたいの?」と声をかけられました。

アメリカかイギリスからの帰還者でしょうか。

「ヤルデニットに行きたいんだ」と伝えると、そのイスラエル兵は「僕らも同じバス停で降りるから場所を教えてあげるよ」と言い、親切にヤルデニットの入り口近くの道路まで案内してくれました。

イスラエル人は、よく道を教えてくれます。

さて、ヤルデニットに到着したのは、オープン時間である8時の直前。

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私が最初のお客さんとなりました。

「キリスト教徒じゃないし、洗礼もしないけどスンマセン」って気持ちで入場。

この場所は、見学だけなら無料で入場することができます

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しばらくすると、わらわらと黒人の集団が入ってきました。

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巡礼ツアーのお客さんのようです。

↓こんな様子で洗礼を受けるようです。
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残念ながら洗礼を受けている人は誰もいなかったので、洗礼の様子は見ることができーず。

日中の暖かい時間だったら見られるのかな。

ヨルダン川の水は、5$のボトルで持ち帰ることができるようです。

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この辺の世俗っぷりがキリスト教っぽくて良いです。

帰り際にお土産屋さんを物色していると、なぜかツアー客のアフリカ系と思われる黒人たちが、次々に私に「How much is this?」と商品の値段を尋ねてきました。

彼らは、私を店員だと思っているのでしょうか?

それとも数字が読めないのでしょうか?

はたまた値札の場所を見つけられないのでしょうか?

もしかすると普段目にしない珍しい東洋人と話がしたいだけ?

未だ謎は解けませんが、なんだかアフリカンな人々に妙な愛嬌を感じてしまったのでした。



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